レストア大好き
旧車を手に入れると、欠品部品、欠損部分も多い。
機能面から考える、そうこれが面白い、「無いものは作る」これが私の基本的な考え方。
当時のエンジニアが、何を考え、どうしたかったのか。
おのずから、見えて来るものがある。
それでも手に入るものなら、それはそれで。
パーツリスト、ワークショップマニアルを検討、持っていない車種は見に行きます。
そう、二輪車の博物館へ。
一番の醍醐味は、やはりエンジンが掛かった瞬間でしょう。
この音を聴く瞬間がたまりません!
長い眠りに付いていたエンジンが再び眼を覚ます、起こしてゴメン、でも永眠はまだ早い。
でも、本当に好きなのはそのメカニズムでしょうか。
何も無い?時代に考えられたその機構。
よくこんなことを考えたな、こうなっているんだ・・・・・・
先人が考えたそのメカニズムに感心することしきり。
エンジン その造形美にも
シンプルな単気筒が好きなのは、そのあたりでしょうか。
同じことを2度やる4気筒なら4回、出来ませんそんなこと、性格のせいも大いにありますが。
以前のレストアはピカピカでした。
そう、多分発売当初より、きっと?。
変わってきたのはここ数年、妻の一言からです。
いつも私のバイクいじりをガレージで椅子に座りコーヒーを飲みながら眺めている、テーブルにはおやつまで置いて。
「あなたは、そのバイクの歴史を台無しにしている、歴史の重みがわかっていない」
「あなたも、今までの人生、否定されたらいやでしょ!」
時代考証、オーパーツほどの違いは無いが、それも有りかな。
やれた感じもまたいいかも、時代が付けてくれた味付けです。
出そうと思っても出るものでも無いし、どこかの焼き物の骨董品みたいに土にでも埋めときますか、しばらく・・・・・・
サビの一つ一つがイト惜しい、いや惜しくない惜しくない、私が付けた柱のキズとは違います。
稼動部分は致命的、サビを落とさず命を落とす羽目に!!
旧いバイクにはありました、ストーリー(物語)が・・・・今のバイクには無いでしょうね!
昔のエンジニアの息吹を感じながら、その英知を楽しむ。
これが、私流のレストアですね!。
マン島TT