ホイールとタイヤの話
ホイール、やはりスポークホイールに拘っています。
旧いバイクにはよく似合う、と言うよりコレしか考えられません。
エンジンの造形美もさることながら、このスポークに見とれる私は、変でしょうか、変人ですが。

以前はラジアル組(放射状)だったと思いますが、リムとハブのスポークが直線に張られているあのタイプです。
スポークによる「テンションホイール」、以前と言ってもだるま自転車の頃と言うより、大八車とか。
いや牛が引いていましたでしょうか、平安時代の人力車とか、見たこと有りませんが・・・・・
多分、いや絶対? 祇園や高山の山車もそうだったと思います(以前、高山の山車会館へ行きましたが、何故かそんなところ見てました)やっぱり変ですね!
雛祭りのフィギア?、のなかにあったような・・・・

今はタンジェント組と言うのだったと思います、交差した組み方です。

16の頃、マッハVで、このスポーク折れました。
最初は1本だけだったのですが、1本くらいと乗っていましたら、ピン と後ろで・・・
2本目が折れました。
ウイリーして、遊んでいましたから其のせいでしょうか。
マッハVはローは当たり前、セカンド、サードでも簡単にフロントが浮きました。
馬力というより、前後の重量配分でしょう。

まずいと思いバイク屋さんへ、音は後ろでしておりましたが、着いたときには(3kmくらい)、10本以上折れていました。
チェーンに噛まなくて良かった。
いまでも、ホイールをバラスときに懐かしく思い出します。
サンプルに内外のスポークを2,3組外した後、1mくらいの両手で使う大きなカッター(倍力?かな名前は)で残りを切ってしまっています。
このときの、ピーん と言う音が懐かしいと言うか、

スポークを磨く楽しみを放棄した私は、ステンレススポークを使っています。
ガレージセールで知り合った安城の方にいつもお願いしております。

ホーザンでしたか、以前限定で500Set出したときに(デイトナブランド?でも500Set出しました)、これは買いとばかりに、予約を入れましたが一度も使用しておりません、出番が回ってきません、高かったのに。
組み立て用のバランサーだけは、活躍しております。

いまは、スポーク 36本が主流です、以前は24本なんてのもありました、メグロ、初期のカワサキ等は40本が主流でした。
メグロは英国車をコピーしましたので、当時の英国車に習って 40本なのでしょう。
36本はというと、ドイツ、イタリアの車両がそうでした。
NSUを参考にしたホンダ、そしてDKWをその手本としたヤマハあたりでしょうか、これは自信がありません。

そういえば、電気も 50Hz,60Hzありますね、信州は60Hzです、境ですが西日本区域です。
周波数変換所もありますし、私の家の近くで上を通る送電線は全て50Hzです、東京電力ですから。
なにか60Hz 得した気持ちになるのは私だけでしょうか?。
20%も仕事量が多いんです。
私の大事な奥さん、東北、岩手なんです。
結婚した頃、妻の電化製品が50Hz仕様でしたから、レコードプレーヤーなんか最高でした、早口で・・・・

これも当時輸入した機械の違いでしょう、60Hzはアメリカ、50Hzはドイツからだったと記憶しています。 


タイヤも日々進化しているようですね、F1見てますとミシュランとブリジストン(今は自転車だけですが、以前はバイクも作っていました。)

初期の空気入りのタイヤは、イギリス?、スコットランド人のダンロップ さんが作ったと記憶していますが、間違いだったらごめんなさい。

コロが発祥と言われているタイヤ、重要ですね、エンジンとタイヤで全てが決まるといっても過言で無いと思います。
古い車両のカゼをひいたタイヤ、皆さん今すぐ交換しましょう。
サイドがひび割れ、硬化したタイヤ、危険です。
もしタイヤがなかったら、パンクしたり、リムから外れていたりと、押し歩きも一苦労です。
古いバイクを買うと、こんなのばかりです。

バイク、車もですが、走る、曲がる、止まる、この基本性能の全てを担っているのが、紛れも無くあの黒いタイヤ(黒いダイヤは石炭です)です。
ホワイトリボンもありますが、基本的にはタイヤのゴムの補強材としてカーボンブラックが入っています(20〜30%)。

以前はF1等のタイヤは晴天用はスリック(溝なし)でした、今は3〜4本彫って有りますが、この溝大事です。
水の上を排水しながら走りますから、限界を超えるとハイドロプレーンです。
其の名のとうり、水の上を走ります、というか浮いてきます。

そうです、ハイドロプレーンは文字どうり、水上飛行機のことです。

空気圧も重要です、一般的に 2kg/cm設定で走行すると、10%ほど上がり2,2kg/cmくらいにはなります。
パスカルですね、今は。
空気の充填のさいの混入した水分の膨張のほうの影響だと思うのですが。
ドライエアーを入れたときのは、変化は5%くらいでした。
水分を嫌う塗装、ドライブラストでは、フィルターのほかにドライヤーを入れているのが普通です。
ドライヤーと言っても、冷蔵庫、エアコン等に使用されている機構と同じで、気化熱を利用した方式です。

窒素ガスが話題になっていますが、空気中の約80%が窒素です。
18%が酸素、確かに20%ほどの違いしかないのですが、違いは確かに出ます。
走った感じは、グリップ力が上がった感じ、気のせいかも。
走行直後でも設定した空気圧というか、窒素圧が上昇していません。
一冬越しても窒素の抜けもほとんどありません、窒素と酸素の分子の大きさの違いでしょうか。
ただ実用的ではありません、出先でパンクしたら、空気圧が減ってしまったら、どのスタンド、バイク屋さんでも窒素ガスが充填できるわけでもないですし。

愛車を眺めながら、空気圧を点検したほうがはるかに、と思います。

スポークを磨かない私では、説得力がありませんが。