この為だけに専用のプーラーを作りました。 クランクケースのネジのリブ部分に5mmの当て板をして内側から押し出そうとの考えです。 クランクケースにダメージがありそうですが、クラックでも入ったらアルミの溶接の覚悟です。 ネジに見えるのが製作したプーラーです。 結構凝った形状ですが芯出しの為です。 残念ですが?2度と出番は無いと思います。 |
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かなり抜けてきました。 赤いのはサビではありません。 どうも液体パッキンのようです。 裏側も同じように液体パッキンが回り込んでいます。 液体パッキンが接着剤の役目をはたしていました。 これでは外れない訳です。 |
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ここまできて、あとはどうにも抜けません。 プーラーを使う前にもガスバーナーを使用しましたが、再度ご登場願いました。 |
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オイルポンプです。 一体型で外部から取り付ける構造です。 ギアの下辺りがだいぶキズだらけになって歪んでいます。 前オーナー?もかなり苦労したのでしょう。 かなり強引に叩いた様子が伺えます。 |
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オイルポンプを抜いた部分のクランクケースです。 見なければ良かった。 キズだらけです。 ありえない打ちキズが多数あります。 段付きにケースの内側が削れています。 クランクケースの座面にもマイナスドライバーのようなもので強引にコジッタ跡も・・・・・・ |
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構造的に大きなクリアランスを取るこは非常にまずいタイプです。 液体パッキンを綺麗にしても全くオイルポンプが入りません。 圧入するタイプではありませんので僅かなクリアランスは可の筈です。 キズのバリ取りを兼ねて内径を若干大きくします。 ホーニングをすることにしました。 砥石で研ぎだします。 電ドルにセットして、イザ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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オイルをスプレーしながら、前後にストロークします。 ウイーン・・・・・・・・・勘です、こんなもんでしょう・・・・・・・・・・・・ トホホ本舗のkobaさんのKKDです。 経験、勘、度胸で無事クリアです。 |
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バリは綺麗になりました、打コンは無理です。 でもナゼこんなキズが付くのでしょう。 かなり斜めに無理やり入れたんでしょうね。 オイルを付けてオイルポンプを挿入してみました。 完璧?です、ポンプが吸い付くような手応えです。 ボア測定しましたら、クリアランスは1/100ほどです。 エンジンの温度が上がれば、若干クリアランスは広がるはずです。 構造からこれ以上クリアランスがあるとオイルが上がりそうもありません。 いい勘です、 グッド ジョブ。 |
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