NorVin  ノーヴィン
現状確認
電装は6V仕様です。

得意のACGで12V化を図って不安をなくしたいですね。

暫く楽しんでからやってみましょう。
エンジンは1949 Series C です。

Cコメットのエンジンのカムフィールはブラックシャドーと同じです。

ラパイドより過激なカム、ピストン設定ですね。

Engine number:F5AB/2A/****

Bore and Stroke(mm):84 x 90

Compression ratio:6.8
よく載せたものです。

ヴィンセント・ブラックシャドーのVツインエンジンも載りますからシングルなら楽勝!?

シリンダブロック、ヘッドはアルミ製です。

この当時、アルミで製作されたのはワークスレーサー位ですね。

コメットスペシャルはブロンズヘッドと言われていますが、見たことが有りませんので・・・・
フェザーベットフレームは初期のワイドラインです。

リア(サブ)フレームがボルト留めに成っています。

リヤホイールは定番のアルミHリム、ボラーニが入っています。

タイヤはTT100GP 4.1-19を履いています。

チェーンは530です。
キャブはアマルのコンセントリックです。

チョークは外されています。

口径は外した時にでも確認しましょう。

インマニはブロンズ(真鍮)製のようです。
ミッションはパーマンです。

1Up、3Downです。

所有の他の英国車は全て1Dowa、3Upです。

乗る前にイメージトレーニング?、回路の切替が必要です。
アルミのオイルタンク、バッテリーケースは定番の仕様です。
ハイカムOHVです。

プッシュロッドカバーはステンレスですね。

エキパイフランジは真鍮です。
点火マグネットは、ルーカスのK1Fタイプです。

エンジン前のこの位置にはダイナモが搭載されている車種が多いですね。

カーバイトランプが電球になり発電機を後付けするのに空いていたスペースでしょうか。

2階建てマグダイノも発想は同じでしょうかね。
ルーカスの6Vダイナモは一般的な英国車同様にエンジン後方に搭載されています。

今風に言えば背面ダイナモかな。

ヴィンセントのダイナモ軸はギア側がテーパーに成っていた記憶があります。

手持ちのACGは全てストレート軸ですから載せ換えに備えて手配しておきませんと。
珍しく、バーハンドル仕様です。

ヘッドライトはルーカスのP700シェルです。

チャージランプ他、ウォーニング・ランプはルーカスのレプリカだと思われます。
これしかありません。

定番のスミスのクロノメトリックです。

リビルトしてあります。

オリジナルのヴィンセントは一回り大きなタイプですが。
手動進角レバーは戻して最大進角です、遅角レバーと言うべきでしょうか。

機能していませんので38度固定進角で乗っていますが。

ノーゴールドは引いて最大進角ですので振動で戻ります、笑

引くか戻すかは点火マグネットからのワイヤーの引出し位置の左右で決まります。

引出し位置によりポイントプレートの回転方向が逆に成るからです。
下側はデコンプレバーです。

普段デコンプに罪悪感がありますが、このコメットは無いと重すぎて踏めません。
ハブのブレーキパネルはツーリーディングタイプです。

フロントのアルミHリムもボラーニの19インチです。

タイヤはGP100TT 3.6-19が入っています。

19インチには殆ど選択肢がありません。
フロントフォークはロードホルダーフォークです。

エアースクープが付いています。

ハブはトライアンフ用だと思われます。
サイレンサはダンストール・デシベルですね。

現在は後付けバッフルで音量を抑えています。

外しますと、うなる野獣、笑
エノットのオイルタンクキャップ、シートも定番です。
バーチカルエンジンに拘る私にしては思い切ったものです、笑

バーハンドルですしね。

フロントフォークが短く感じます。

セパハン(クリップオン)ですと胸がアルミタンクに接触しそうなくらいです。

流石にセパハン大好きな私も躊躇います、笑


フェザーベットフレームは1952〜1954のモデル用ですね。

多分モデル88かな。

レーサーからフィードバックされフェザーベットフレームが公道用に使用されたのが1952のモデル88でした。

同じくレーサーからのフィードバックによりサブフレームがボルトから溶接に改められたのは1955だったと。


エンジンのコンプレッションはとてもデータ通リとは思われません。

かなりのハイコンプでは無いかと思われます。

通常の掛け方ではキックは踏み込めません。

点火時期は最大進角の38度に固定です。

キックの重さは尋常ではありません、ノーゴールドのキックがまるでカブのように感じます。

キッックの重さと合わせて、激しく過激なケッチンが来ます。

エンジン始動には当分難儀しそうです、笑

早くクランクの慣性を利用したエンジンの始動テクニックをマスターしなければ・・・・・・・



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2007 Ap.22

塗膜に隠れたフレームNoを出して見ました。
J122 58849
Jはノートンの製造年を表す記号です。
122はモデルコード(車種)を表します。
Jは1954年製造、シリアルNo.58849の製造年も1954に一致します。
122はModel 88のモデルコードです。
やはり推察通リフェザーベットフレームは1954のモデル88の物でした。