NorGold  (Norton Gold Star)
ガソリンタンクを外します。

バンドで固定しているだけですから簡単です。
キャブ本体です。

口径は 1 3/16インチです。

エアーインテーク(ファンネル)は60mmタイプが付いています。
T10GP1の刻印があります。

ゴールドスターモデルのオリジナルはアマルGP2だったと記憶していますが。
メインジェットは#280が入っています。
フロート室は別体式です。

ホースにて本体と接続します。

油面調整はフロート室の取付け位置で調整します。
フロート室のキャップにティクラーがあります。

外周に開いたエアーベントは外部と直接繋がっています。

水が掛かればそのままフロート室へ流れ込みます。

ティクラー押すとこの穴から大量にガソリンがあふれます。

フロートはドーナツ状で中央にガイド用の穴があるだけです。

中央の尖ったパーツがフロートバルブです。
スライドバルブはかなり使用感があります。

ニッケルメッキですから弱いですね。

ニードルはセンターでなくオフセットされた位置です。
キャブはワンパターンの超音波洗浄です。

パーツが結構有りますので今回は洗濯機タイプ?を使います。
完了です。

キャブの質感は素晴らしいですね。

調子に乗ってバフ掛けしてしまいました。

キャブの材質は一般的なアマルの亜鉛ダイキャストでなくアルミのダイキャストです。
ガソリンがオーバーフローします。

オイル漏れなら気にしませんが、ガソリンはチョッと不味いです。

確認しますと、ブロートバルブが段付き磨耗していました。
オリジナルと同じように旋盤でアルミのA5056から削り出します。

オリジナルを軽く引いても良いのですが油面が変わります!

今回は別体フロートですので油面の問題ありませんが。
気持ちよく完成しました。

径は8mm程度です・・・インチですから。
インシュレータも同時に製作します。

黒角は3mm、5mm、10mmタイプの黒べーくライト板です。

白丸はテフロン材です。
ガスケット類は0.5mmと1mmの市販品から新規にカットします。

穴はポンチで抜きます。

一番太いポンチは40mmです。

グレーの四角いものは敷板として使用する鉛のビレットです。
インシュレータはテフロンを選択、7mm厚に加工しました。

丸型はパーレーション対策!?

単に菱形に加工するのが面倒だったりもして・・・・・
点火マグネットと一体のコンタクトブレーカです。

コンタクトブレーカが廻る方式です。

コンタクトの隙間の調整確認、点火時期の確認は廻りますので見にくいですね。

ギャップそのものの調整は楽ですが。
エンジン始動


点火タイミング調整時の写真がありません。

また次回、です。

エキゾーストを外して・・・・・結構面倒ですかね。

楽しみましたが!

始動性は確実に上がりました。

気持ちよくエンジンが掛かります。

キックが下りる前にエンジンが掛かっているようです。

途中からはエンジンがアシストしてくれているようですね。

始動性が良いとキックはとても軽くなりますね。

ちなみにデコンプはありません。
点火系は手動進角のマグネット点火です、ポイント一体式ですので簡単には変更できません。

現行車?と違いポイント自体が回転します。

ギャップ調整は適度な位置でポイントを止めませんと調整が出来ません。

確認するのにクランクを廻しますと調度点火位置がが真下となりギャップの開きが確認しづらいです。

ギャップの開き具合を調整するのに何度かこれを繰り返さねば成りません。

ギャップ自体は調整ネジで簡単に寸法調整は出来るのですがね。

キャブはアマルのGP1です。

レーシング用ですからアイドリング機能はありません、アクセルから手を放せばエンジンは止まります。

田舎ですから問題無し、信号がありません?

そんな訳は有りませんが、GPキャブで都会地を乗ることを考えればとても有利です。

それでも始動性を上げておきませんとストールしたときにチョット面倒です。

フロート室別体で、ホースにてフロート室とキャブ本体を繋ぐ機構になっています。

油面調整?・・・・・フロート室の取り付け位置で油面が変わります。

油面の高さは開け始め2000RPM位までのフィーリングが変わります。

始動性にも影響しますからベストな位置を探さなければ・・・・・・・・・・・・・・

とりあえずお決まりのキャブのOHと点火タイミングとコンタクトギャップを調整しておきましょう。