仮セッティングの状態のまま5年ほど放置してありました。 フィンには埃が溜まってしまいました。 |
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取り合えず、ヘッドカバー、ヘッドをバラします。 キャブ、オイルラインを外します。 プッシュロッドカバーも緩めて単気筒はお気軽るです。 |
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シリンダブロックを引き抜きます。 あまり勢い良く引き抜きますとピストンが倒れてキズになってしまいますから慎重に! クランクケースにピストンが当たり最悪の場合にはピストン破損、ピストンリングが折れます。 ピストンさん、こんにちは、お勤めごくろうさまでした。 カーボンの付着は大してありません・・・て満足に走ってないか。 |
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組んだ頃が懐かしい・・・・ ピストンのサークリップを外して自作プーラーでピストンピンを抜きます。 ゆっくり冬眠してください。 |
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コンロッドのガタはありませんね。 5/100もあったら大騒ぎ? コンロッドのエンドプレーも私の規定値。 クランク側は以前遊んだ時にスリーブ挿入部は広げてあります。 前回は大失敗のエンジンでした、10000Rpm廻りましたが・・・・・・・ |
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ん゛〜、写真が・・・・ | フライスでボアを71mmに加工。 自家製ボーリング・・・・・大丈夫!? 砥石を使ったホーニングでクロスハッチを適当に・・・・ 一応、チューニングエンジン?という事で普通目で。 メーカー純正は粗目ですね、ハイパワーを狙うには細目ですが焼き付きは嫌ですから・・ 内燃加工屋さんも機械加工屋さんもやることは一緒・・・、1/1000は1/1000です。 加工する部品とユーザーが違うだけ? ピストンはローエックス合金と判断してクリアランスは7/100・・・・取り過ぎ? 旧車ですからこんなもんでしょう!? 空冷は水冷よりも熱ひずみの割合が大きいですし。 この位のクリアランスの方が高回転を狙うのには都合が良いですしね。 ストリート、ツーリングユースならもっと狭くてもOKかな・・・・・ ピストンはトップランドに溝を切りラビリンス効果を狙おうかとも思ったのですが、コンプレッションハイトとの関係から断念しました。 ピストンピンも新規に制作です。 |
加工の終わったシリンダをブラスト後耐熱塗料を焼き付けます。 焼付けにはアラジンのストーブを使います。 天板を外すとボイリングリングがあります。 名前通りボイルする為のリングです。 加減しませんと400℃ほどに温度が上がります。 |
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選手交代です、よろしくお願い致します。 右側が今回載せ換えるシリンダブロックとピストンです、ボアは6mmしか違いません!? センダイトメタルと呼ばれるこのシリンダはスリーブ一体加工です、したがってスリーブは抜けません。 現在のスリーブをそっくり削り落として新規製作のスリーブの圧入も考えましたが次回に持ち越しです。 次回は73mmとハイコンプレッション!? ピストンにオイルポケット加工でもしましょうか、エンジングライダーのように!? |
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燃焼室を加工したヘッドです。 写真ではよく解かりませんね。 ボアの拡大に伴い燃焼室も大きくなっていますので スキッシュエリアを増やしています。 混合気を攪拌するのが狙いです。 スキッシュエリアの割合が多い方がパワーは出ますね。 バルブに関しては次回のお楽しみで、加工は無しです。 |
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プッシュロッドにIN、OUTの区別はありません。 次回、ロッカーヘッドを改造の予定!? タペットのロッカーアームの作用点位置を変更かな・・・・・・・ Hiカム狙い・・・それとも素直?にBigバルブかな・・・・ |
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タペットロッドです。 タペットリング、ゴムリングも忘れずに組みます。 タペットリングはS45Cを加工しメッキ処理です。 ゴムリングはウレタンゴムでの製作です。 |
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組立て時のシリンダ、ピストンへのオイルは必要最小限です。 大量に付けても百害あって一利無しでしょうか。 組んで最初にエンジンを掛けてもそんな大量のオイルは燃焼し尽くしません。 生のオイルがEXバルブ、ガイド、排気ポート辺りにまとわり付くのが落ちです。 大量のカーボンを生み出してOHしたピストン、バルブ等にへばり付きます。 なんの為のOHだったのか、ピカピカに磨いたのに・・・・・・ 対処法は思い切りよくエンジンを廻すこと、ガンガン廻します! でも出来ませんね、組んだばかりのエンジンでは・・・・ |
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タイプ | エンジン形式 | ミッション形式 | 排気量 | ボア×ストローク | HP/rpm | 電装 | 点火方式 | |
Jジュニア | J | 246cc | 70X64 | 7.0/4000 | 6V | マグネット | ||
J2ジュニア | G | 248cc | 65X75 | 7.0/4500 | ↑ | ↑ | 前期 | |
G2 | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | 後期 | ||
Sジュニア | K | ↑ | ↑ | 7.0/4200 | ↑ | ↑ | ||
S2ジュニア | K2 | QM | ↑ | ↑ | 10.0/5000 | ↑ | ↑ | |
S3ジュニア | K2 | ↑? | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | |
S5ジュニア | K3 | QM3 | ↑ | ↑ | 11.5/5000 | ↑ | ↑ | |
S7ジュニア | K3 | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | 前期 |
K5 | ↑ | ↑ | ↑ | 13.5/5400 | 12V | バッテリー | 後期 | |
S8ジュニア | K5 | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | |
参考 | ||||||||
J8アーガス | JH | QM3 | 288cc | 70X75 | 15.0/5500 | 12V | バッテリー |