Ducati 250 Mark3
今回のレストアはフロント廻りと電気系にとどめ、様子をみて全バラの予定です。
現在、バラしてあるエンジン、ミッションが2機あり、これ以上バラすと、管理の悪い私にはどのバイクの部品か解からなくなってしまいそうで・・・・・・今でもですが!。

バイクも1台バラしただけでも、結構の部品点数があり、場所もかなり必要です。
車のレストアされておられる方よりは、ましですが。
フロント廻りのレストア
デコンプ
コレが噂?のデコンプです。

構造がおもしろいですね。

ワーヤーが終端で固定されています。

デコンプレバーを握ると、ワイヤーは引かれます.

終端が固定されている為、見かけ上動かずに、ケーブルアウターがワーヤーが引かれた分だけ、ヘッドのデコンプレバーを押し下げる方式です。
フロント廻りを外してしまいました。

ワイヤーハーネスは新規製作したものです。

ウインカリレーをIC化した為、1本足りなくなりこの後再度作り直しました。
フロントフォーク
加工 前
購入当初からオイル洩れのあった、フロントフォークです。

滲むとかのレベルではなく、止めておくと下に水たまり、いやオイル溜りができるほど。

外してびっくり。
オイルが赤いところを見ると、前オーナーはオイルを継ぎ足し、継ぎ足しでいたのではないかと思われます。
この当時のフロントフォークにはメッキの掛かっていないものが多く、放置されていると直ぐこのようになってしまいます。
それでも、これは未だ良いほうでは、
外部スプリングですから、スプリングの通リらせん状にサビが深くなっています。
虫食いもひどいです。
サビのおかげで、オイルシールも駄目になっていました。
オイルシールも規格にはないし、往復運動用となると余計に。
加工後

 ピカピカです。

取付け後はフォークのカバーで外から一切見えません、残念です。
フロントフォークの再生は 東洋硬化さんにお願いしました。
工業用重機のショベルカー、ブルドーザーとかのあの光った油圧で伸び縮じみしているあのロットの再生をしています。
バイクより過酷な条件ですね、雨ざらしにされてる光景も目にしますし。

そう、工業用クロームメッキでお願いしました、これで耐久性は、ばっちりでしょう。

あとはオイルシール、これは 鈴木ベアリングさんにお願いしました。

ありがとうございました。
メッキ処理
バラシたついでに、とメッキに出しました。

以外に部品点数が少ない気がします、それでも80テンほど。

特殊形状のネジ類と細々した部品ををブラストで塗装、サビを落としたました。

ブラスト後、チョット放置してありましたのでメッキ屋さんにて 再度サビ取り処理のあと、ユニクロメッキで上げて頂きました。

メッキは、メッキ工房セルバさんにお願いいたしました。

ありがとうございました。
フォークカバーです。

通常は塗装処理ですが、下地としてついでにメッキ処理をしました。

見にくいですが、虫食いがひどく、この後プラーマー塗装、パテ処理、塗装の処理の予定です。
フロントフォークもメッキした事だし、とスプリングもメッキして頂きました。

アウタースプリングですので、インナーフォークと擦れる可能性が大です。

この後、プライマー処理、テフロン潤滑塗装(非常にμ(摩擦係数)の低い塗装)です。

インナーチューブのクロームメッキの方がスプリングのユニクロメッキより遥かに表面硬度は高いので問題なさそうですが、気は心と言う事で。

組上げてしまえば見えないのですが、見えないところのお洒落。
早い話が、自己満足です。

塗装は プロシードさんにお願いいたしました。
ブラスト処理
フロント廻りです、とりあえず、塗装を剥離して磨いてみました。

フォークボトム等をバフ掛けしましたら、光りすぎてイメージに合いません。

もっと自然な、落ち着いた光沢が欲しいところです。

アルカリ系で、さらっと洗浄してみました、ツヤは落ちますがムラになります。

前から気になっていた、ウエットブラストを試してみたいと思っておりましたので U2さんにお願いしました。

ウエットブラスト処理の終わったトップブリッジとクランプです。

フォークボトム、ライトステー、フォークカバーは光沢処理です。
12V化へ続く