B34エンジンは1949から1952まではZB34です。
1948のZB34からボアストロークは不変の８５×８８mmです。
1953から1956の間の製造年記号は、BB34は1953,54,55、CB34は1954,55、DB34は1955,56とまたがって刻印されています。
私のエンジンNo.はDB.34.GS.165です、1955に生産されたB34の極初期エンジンとなります。
B32は1955以降DB32のままです、なぜDBD32にしなかったのでしょうかね。

DB34とDBD34との違いは・・・・・・
ワークショップマニアル、パーツリストを見ましてもDB34とDBD34の違いは見つけられませんでした。
やはり製造年コードのみの違いのようです。
データシートによるボア、ストロークは基よりバルブを始めとする各種タイミングに相違はありません。
最大進角はクラブマンモデルのみ４１度です。

CB34とDB34には圧縮比等の違いが読み取れます。
キャブレターはモデルによりミッションと同じようにモノブロック、TT9、RN、GPと使い分けられています。
パフォーマンス的には　T3GP　1　1/2でしょう。
最終的にはサイレンサ装着で40ｐｓ/7000rpm、メガホンマフラー装着で42ｐｓ/7000ｒｐｍです。

ZB34、BB34はエンジンフィンが小さな為にボリューム感がありません。
ビックフィンに成ったのはCB34以降です。。

B34シングルエンジンのゴールドスターは1949に始まり1963まで生産されました。
ゴールドスターの中でもDBD34が一般的には好まれているようです。