独り言
完成間じかになると次の獲物を探してしまいます。
レストア中毒?、単なる馬鹿かも。
特にバイクに限ったことで無く、どんな機械であってもそのメカニズムに触れるのが一番の楽しみ。
バイクのレストアも乗るためのレストアと言うより、結果として乗れるように出来上がっている。
レストアそのものが楽しいだけ、だからどんなメカでも楽しんでいます。

時々、「3年も掛けてレストアするなんて、凄い精神力ですね。普通なら早く仕上げて、乗りたくてたまりませんよ」といったメールを頂くことがある。
基本的に乗るのが目的でなく、レストアそのものが目的だからできるんです。
完成はあくまで結果でしかないんです。

旧いバイクのレストア、そのメカニズムに触れることが私の一番の楽しみなのです。
バイクも大好きですから、その結果でき上がったバイクも良いものなのですが・・・・・・・・・・・・・・

エンジンが息を吹き返したところで、感動に浸り長い休息に入ってしまうのがいつものパターンです。
間違いなく、走れるようにまで完成はするのですが、1、2回乗ってそれで満足。
また、バラしてます。

なぜか、寂しいんです、完成が近ずくと、。
手は抜きません、早く乗ってみたいのは確かなのですが。
少しでも完成するのを遅らせたい、先延ばししたい、そんな気持ちになってしまいます。
でもその日は確実にやって来ます。
変な、レストア馬鹿です。

オリジナルには拘りませんが、本当にコレでいいのか、こうしたかったのか、解からなくなってしまいます。
私がでは無く、当時のエンジニアがです。

その技術者が完成したそれに満足したと私には思えません、完成した、其のときからその技術は陳腐化への道を歩み始めます。
完成した、其の瞬間が最新の技術であって、もう次の一歩へ踏み出していたと思います。
商業ベースでなく、もっと良いものをと考えたはずです。
だから、マイナーチェンジもするし、新機種、新型車へと受け継がれていくのだと。

満足してしまったら、其の後は何も生まれません。

古いバイクを進化させていけば、現代のバイクになると単純に考えたら最初から今のバイクを買えば、それで終わりです。

一度完成させても、またバラスのはそのあたりでしょうか。
もし私が ** だったらの世界です、私が当時のエンジニアだったら、デザイナーだったら・・・です。
自らレストアしたものが再び走りだす、動き出す喜び、とても楽しいです。
苦しみも楽しみのうち。

別に、バイクに限った事ではありませんから、旧い機械物の他には、やっぱり旧い電気物好きなんです。

柱時計、ゼンマイのブリキのおもちゃ、ラヂオ、蓄音機、扇風機・・・・・・

どうも、動くもののようです、昔、動いていたものを再び動かしてみたい、ラヂオ?動きませんか!

私だけですか?、故障したものを動かなくなった!というのは、。


私、仕事では、ユーザーさんから、構想を聞きます、こんな機械装置が欲しいんです。
10,000/Day の生産能力が必要です・・・・・スペックはこれで。
マンガ絵、1枚なんて事もあります。

具現化するには、1から基本的に考えます、特許のからみもありますし(サブマリン特許、コレが一番怖いです、私は)
1番はコストですか、やっぱり。
毎日、こんな事やってます。
日本中、世界中に私が考え、作ったものが稼動しています。
うれしいことなのですが、果たして・・・・・・

基本的に省力機器です、人を減らし、生産効率を上げる為の機械です。
効率が悪くなれば、機種が変われば、そして古くなれば、廃棄処分となる運命が待ち構えています。
いくら最新の技術を投入しても、1,2年で陳腐化、いまでは半年です。

人を癒す、人が楽しめる機械では無いのです。
バイクのように、それをレストアしてくれる人は誰もいません、懐かしがってくれる人も。ちょっと悲しい・・・・・

「日本の文化は物まね文化」と言われています、私が言っているだけかも。
「他人のものを真似して、それより良いものを作る」当たっていると思います、ある時期は。
英国車の模倣のメグロ、BMWとライラック ハーレーと陸王(これは、ライセンス生産だったと思います)
PCのRAMしかり・・・・

((スポーツ、とくにモータースポーツに対する認識の差は如何ともしがたいと、ここをまねして欲しい、日本の首相は知らなくても、欧州では皆、知っているし、何処へ行っても歓迎されています。)
F1 中島悟 最高位 シルバーストーン 4位、自転車 中野浩一 世界選手権 10連覇、スキー 海和敏宏 ワールドカップ 第一シード入、岡部哲也 ワールドカップ 最高位 2位・・・・皆、日本人初として)

モトGP 玉田、初優勝、’02に宇川がHONDAで勝って以来かな?(以前WGP 高橋国光 HONDA で勝っていますが)
日本製のオートバイの日本人ライダーによる優勝・・・・夢かないましたね、みゆき さん
巨摩 郡 では無かったですが、良かった、良かった。
これは、わかる人だけ、わかってください、当たり前ですが。


技術が無いから、真似るのでしょうか、良いところを見習ったらコピーに成ってしまったとか・・・
でも本当にそうでしょうか!。

TVのブラウン管に「イ」(イロハのイ)を写したのも、ライト兄弟よりも早く空を飛んだのも、日本人ですし、(単に特許を知らなかっただけと思います)


私には、当時の技術者がレプリカを作ろうとしたとは到底思われません。
それだけの技術は持ち合わせていたと思います。

エンジンとしては、中島飛行機の栄21型という1800馬力を超える素晴らしいエンジンもありましたし、コレを乗せた三菱重工の零式戦闘機(初期は三菱のエンジン)の機体製造の素晴らしい技術も当時ありましたので。


欧米の車は、人を運ぶ馬車から、対して日本の車は荷車からの発達と思っております(私見です)
技術者は、研究者ではありませんので、今の現状、必要とされている荷物を運ぶことから始めたのだと勝手に思っております。


とりあえず、まねをしてみないと何も解かりません、赤ちゃんのように。

いずれにしろ、太古の昔からの、先人の知恵のうえに成り立っている文化ですから。
皆が、石器を作るところから、矢じりを作るところから始めていたら、先に進みません。

そういえば当地、黒曜石の産地です、和田峠産の黒曜石が全国で発掘されています。
北は青森県 三内丸山遺跡、南は佐賀県 吉野ヶ里遺跡・・・・、

私、訪れています、あんたの趣味はいったい何 と言われそうですが、

人のお墓?も好きです。
といっても、遺跡なのですが、お気に入りはやはり、明日香村ですね、
高松塚、キトラ、石舞台古墳・・・・・

竪穴式住居の中で、石舞台の上で、「ここで何を見ていたのだろう」、「何を考えていたのだろう」と思いを巡らしています。

旧いものが好き・・・って、旧すぎません?!!
太古のロマン?、好きなんです、男ですから・・・・・。

そういえば、恐竜 好きです、福井、勝山の恐竜博物館、楽しかったです。

恐竜と一口で言いますが、恐竜は地上の動物、海は、海竜、空を飛んでいたのは、翼竜です。


何か脈絡ありそうで、なさそう、独り言、ですから
よくわからないけど、旧いものが好き