Meguro CA
自動車用ガソリンエンジンデータブックと国産エンジンデータブックです。

1冊¥15,750−ですが内容は最強です。

共に国産エンジンデータブック編集委員会 の編集です。

日本モーターサイクル史も参考にしました。

キャディットはボア53mm、ピストンピン径16mm、コンプレッションハイトは30mmです。

このサイズを目安に・・・・・・
虫食い分のボーリングを考慮し流用できそうなボアからの第1候補はCB72用です。

奇しくもメグロを倒産に追いやった?ホンダさんのCBですか、笑

スタンダードの54.0mm、ピストンピン径15mm、コンプレッションハイトは6mm程低いです。

ハイコンプタイプのピストンだから良いかな!?

一旦1mmアップのボア54mmでボーリングして虫食いの様子を見ます。

ピストンは高知のよりやんさんからご提供を頂きました、ありがとうございました。
もしかして1mmオーバーサイズで収まるかも・・・微かな期待!

でも未練がましくS1(ステージ1)0.25mmOSとS2の0.5mmOSも用意しました。

これで無理なら、多分無理でしょうが・・・S3を飛ばして一気に55mmにします。

最初の目論見の55mm狙いのS4の1.0mmOSもしっかり手配です。

CB72は人気が有りますので流通も多く手に入りやすいのですが、値段も・・・・・

写真はサイズごと1個ですが、1台分とのことで同サイズが2個ずつあります。

多気筒は効率が悪いです、笑
メグロの血を引くカワサキなら許されるかと・・・

ゼファー400はボア55.0mm.、ピストンピン径14mmです。

コンプレッションハイトはCB72と同じですが余りにCB72用がハイコンプタイプな物ですので・・・・・・

4個¥500-で仕入れたユーズドのピストンですので剥離剤で軽くカーボンを落とした後、超音波洗浄しました。

使用するのは1気筒ですからトップランドに試験的にラビリンス効果でも狙ってみましょうか。
車種不明のピストンです。

ピストンクラウンがフラットでバルブリセスも無い事から旧い機種のようです。

ボア55mmで丁度良いのですが圧縮比も低そうですから却下?です。
エイプ100も一応検討。

ボアは54mm

スリーブを引き抜いて流用しようとシリンダごと入手しました。

でもスリーブのストロークが足りません!
ボア拡大加工はCB72のピストンでクリアランスを合わせます。

55mmになった時のゼファーを流用する前提としてボーリングに出す前に外径をチェックしました。

ピストンは楕円のテーパーですのでピストンピンに交差するスカート下部を測定します。

CB72の1mmOSの55mmと2個とゼファーのSTD55mmの4個の中から1/100分台まで同じ外径のピストンを其々1個づつ選択してあります。

同径のピストンがあったのはラッキーです、公差の恩恵ですね。

これでどちらのピストンも胸を張って選択できます、2気筒、4気筒で良かった!?
ボーリング前の状態です。

ここまで酷いのは私も初めてです。

幸いシリンダはセンダイトメタルの一体式、許す限りのボアまで広げられます?

鋳巣穴が出てこなければですが!

実際にはクランク室側に挿入されるスカート分のスリーブがありますから、この部分の残肉厚に因ります。
今回は自家製ボーリングでなくプロの井上ボーリングさんに依頼しました。

中目のクロスハッチも鮮やかにピカピカになって戻ってきました。

心配した鋳巣穴も出ずに一安心です。

新規スリーブの製作は残念ながら必要ありません!?
54.0mm、54.25mm、55.0mmと虫食いの様子を見ながら綺麗になるまでの加工です。

段階を踏んだ3ステップでお願いです。

結局、虫食いが消えて綺麗に成ったのは最初の目論見通リボア55.0mmでした。

2mmオーバーサイズです。

プロの仕事でも一応確認します。

シリンダゲージの出番です。

クリアランスは当方の指定どうりの7/100です。

疑ったのでなく、あくまで確認ですので・・・・・・
スリーブトップにクラックがあるとの連絡を頂きましたがとりあえず加工です。

クラック部分は予想通リ欠けました、想像以上に広範囲でした。

ヘッドに挿入される部分です。

幸い重要な部分には問題ありません。

現行車はガスケットのみですから吹き抜けに対してはオーバークオリティーです。

位置決めを兼ねているのでしょう。

現行車のようにフラットにして銅ガスケットで対応すれば問題ありません。
ボアは55.0mmと成りましたのでCB72、ゼファー400どちらのピストンでもOKです。

どちらのピストンもオリジナルよりハイトが低い分、ピストンの首振りには有利です。

でもスカートも短い・・・悩みます。

ハイコンプのCB72はピストンクラウンの形状から圧縮比の向上の魅力があります。

女子高生のスカートのようなゼファーの魅力にも惹かれます。

原動機付自転車ですからどちらでもいいかな!

自宅の坂をストレス無く登れば良いだけですからね。
フリクッションロスの少ないピストンリングの厚さと重量で決めましょうか。

見た目で解りますが、ピストンの重量をとりあえず計測です。

0.1g表示のデジタルスケールは電池切れ・・・・残念!

あくまで重さの比較だけですからAC100V仕様の最小単位1g用で計りました。

キャディットは単気筒です、バランス取りは必要ありませんから・・・・言い訳?


CB72のピストン、トップ、セカンド、オイルリングそしてピストンピンの1セットで計ってみます。

186gです。

ピストンサークリップは忘れました、笑
ゼファーのピストンも同じく1セット分を計ってみます。

155gです。

CB72とは31gも違います。

重量だけで選べばゼファー用ですね。

オリジナル?、いや入っていたコレダのピストンセットは262gありました。
見なかった事にしてこのまま黙って組む訳にもいきません。

どうにかしませんといけませんね。

オリジナルを探してもそう簡単には無いでしょうし、オーバーサイズと成れば余計に・・・・

AC8A、AC8B等のローエックス、アルミ鋳物合金が入手出来ればピストンも自作するのですがね!

AC5Aなら何とか手に入るのですが、AC8Aよりチョット強度が弱いんです。

AC5Aは主に空冷シリンダヘッド用です。

ディーゼル用ピストンには使用されてはいますが、ガソリンエンジン用ピストンとしては適さないでしょうね。

キャディットにはパワーも無いし大丈夫だとは思いますが・・・・・・・

AC9Aもあります、これは空冷2サイクル用ピストンに多いですね。

ついでですから?、水冷シリンダヘッド、クランクケース、シリンダブロックはAC4Dが多いです。


探しましょう流用ピストン、勿論4サイクル用です!

最強?自動車用ガソリンエンジンデータブックです。

1963からの国産エンジンのデータが全て網羅されています。

ボア、ストロークは言うに及ばず、コンプレッションハイト、給排気バルブ径、ステム径、ステム長、各種タイミング・・・・・・・・

あれば良いのですがね、最近は4バルブが多いですからバルブリセスの切り方が問題です。

探せなかったら、お楽しみのワンオフで造ってみましょう。

シリンダの虫食いの状態から判断してボア径2mmアップの55mm辺りを狙います。
シリンダも無事に復活致しました。

虫食いさえクリアすれば後はお気楽です!

ピストンは圧縮比を求めてから最終判断致しましょう。

キャディットの鼓動を再び聞かれるのも近いハズ?・・・・・・・・
ピストンを求めて