左側が付いていたプラグです。 本来の仕様は右のリーチEタイプです。 排気量の小さなバイクの燃焼室ではこの10mmの差は圧縮比に影響かなり影響します。 |
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アルミヘッドカバーを外します。 細いプッシュロッドです。 キャディットの特徴であるタペット自動調整用の調整スプリングが見当たりません。 本来はベーク色に見える部分にロッカーアームを押さえるスプリングが入っているはずです。 タペットクリアランスの自動調整はスプリングの力で僅かに傾いているプッシュロッドを垂直に起こす方向で働きます。 スプリングが無くても実質的に影響は無いのですが・・・・ |
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ロッカーアームを外します。 外しませんと下のナットが廻せませんのでヘッドがバラせません。 |
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ロッカーアームとプッシュロッド。 プッシュロッドは長さが5mmほど違います。 |
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ロッカーアームブロックの裏側です。 オイルラインが切ってあります。 ガスケットが入っていました。 理解できませんね! 圧縮されるガスケットでタペットクリアランスが落ち着きません。 タペット自動調整のキャディットだからいいのでしょうかね?! |
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ヘッドを外しますと・・・・・・・・ 手前の角孔はプッシュロッド用です。 |
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ピストンと燃焼室のカーボンの付着状態が余りにもアンバランスです。 OHしてピストンのカーボンのみ落としたのでしょうか? 中途半端ですね! |
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MWの刻印側が吸気側です。 バルブは平面でなく10mmほど窪んでいます。 吸気側の方がバルブ径が大きいんですね。 エンジン工学からいくと当たり前なのですが、この当時からすれば進んでいますね。 スパークプラグは正規のEタイプを入れて位置を確認です、こうでなくちゃ! |
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やはりプラグ穴からの覗いた通リピストンはピカピカです。 ピストンも形状が違うような気がします!? ピストントップに1mmくらいの径で2mmほどの深さの穴が空いています。 旧いピストンにはこの加工が多いですね。 加工用の振止めのセンター穴とも違うようですが、何の為なのでしょうか。 |
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ガッビ〜ン・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何ということでしょう!! シリンダスリーブは全周に渡り虫食い状態です。 ピストンが止まっている上側は虫食いが一回りしています! |
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こうなれば、シリンダを外さなければいけないでしょう。 |
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改めてスリーブ内を覗いてみます。 もうコメントのしようがありません!! どんな状態での保管だったのでしょうね? 右下は位置決めを兼ねたヘッドオイルラインノックピンです。 |
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ピストンリングは2本です。 オイルリングがありません! 2サイクル用?!・・・・ スカート部の切り欠きも気になります、2サイクルに良くあるタイプです! 4サイクルでも初期の頃はリングが1本でした。 その後の4サイクルはオイルリングが付いた構成になっています。 楽しみは増すばかりです!、笑 |
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バルブの状態を確認する為に軽くバラシます。 単気筒の2バルブですから簡単です。 |
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ピストンの状態を見れば余り当てになりませんが。 径の大きい傘が吸気バルブ、径が小さいのが排気バルブです。 当り面にはスリーブと違い虫食いもなく綺麗です。 排気バルブのカーボンも其れなり?です。 |
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ヘッドはアルミ製です、バルブシートは鋳込んであります。 バルブシートの状況は吸気、排気ともシートカットされたように綺麗な状態です。 当り幅は組み上げる時にでも確認しましょう。 |
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大当り!! 間違いありません、2サイクル用のピストンです! リング溝にピンが打ってあります。 ピストンリングが2本しか無くオイルリングがありませんでしたので、もしかして!とは思いましたが。 2サイクル用のピストンはピストンリングが回転してポートに引っ掛からないように回り止めのピンが打ってあります。 |
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ピストンを細かく観察して見ますと裏側に コレダ の記載が! コレダとはもしかしてスズキのコレダでしょうかね、2サイクルですし。 コレダの製造年は1955からですから貴重なピストン!? ピストンが交換されてから相当の年月が経っているのかも、キャディットも1960ですから。 以外に思われますが、現在より当時の方が流用は日常的に行なわれていましたから。 |
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コネクチングロッドの状態をチェック! 上下左右ともガタはありませんね、腰下はOH無しでいけそう・・・ ん・・オイル通路がチョッとズレています。 |
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スモールエンド(小端部)の砲金ブッシュが廻ります! オイル通路が上下に切ってありますから、このままですとブッシュが回転してオイルラインがズレて焼きつきます。 お友達の岡きゃ山のケイン号を思い出しました。 何故かそのクランクアッシーが我ガレージにあります、復活させなければいけません。 楽しみは益々増えて行きます! |
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