Meguro CA
小さいながらティクラーが付いています。

フランジの片側は取付穴が壊れている訳ではありません。

U字形で差し込んでナット締めするタイプのようです。
AMAL392ですね。

口径は18mmです。
開けてビックリ!?

ドーナツが出てきました。

久しぶりに、このタイプを見ました。
フロートは真鍮製。

別体式?単独形状のドーナツ形、厚さ15mmほどです。
フロートバルブは燐青銅のC形状の面でフロートを受けて動作します。

メインジェットは#80が入っています。
各部をバラして超音波洗浄です。

あっという間に洗浄液が真っ黒くなっていきます。

フロートは半田付け部が怖いので軽く両面を洗浄して終わり?です。

シングルキャブですからこの大きさの漕が洗浄液も無駄に要らずに丁度いい具合です。

もう1台の超音波洗浄機は4気筒のヘッドも入りますが洗浄液も30Lほど入ります。
綺麗になりました。

これでキャブのOHは終わりです。

放り込んでおくだけで通路もバッチリですからお気楽です。
ガソリンタンク内は錆もありませんのでガソリン投入といきたいのですが・・・・・・

タンク内のゴミは心配です。

実際に使用するときにはタンク内を洗浄しましょう。

簡単にサブタンクから供給します。
ポイントをOHして。

点火時期も確認しておかなくては・・・・・・・・

何処かに刻印があるはず!?

それらしき物は見当たりません!
セルダイナモ側を開けてみました。

結構状態は良いようです、素直にセルは廻ります。

発電状況はエンジンを掛けてからのお楽しみです。
ありました!!

セルダイナモ軸にラインの入ったプレートが取り付けられています。

軸のプレートの黒線が点火時期、赤線が上死点ですね。

右上に赤線がありますので、ここが調整位置でしょう。

上死点確認の為ダイヤルゲージとプラグにプラグゲージをセットしました。

残念?!、プラグの燃焼室への角度が緩すぎてゲージを押さずに噛んでしまいました。

プラグ穴へ直接ダイヤルゲージにアダプタを付けて確認成功!?

上死点の刻印は信用できることを確認しました。

ポイントは左側、点火タイミングプレートは右側と左右に分かれますからポイント調整は結構大変、作業性はとっても悪いです!
キャブとエアークリーナを繋ぐダクトはありませんがまた考えましょう。
倉庫に放置されていたキャディットですから簡単に復活するでしょう!?

止めて置いてもオイル漏れがありません。

長年の放置で全て漏れ出てオイルが入っていない?

ドナドナして来る時にトランポの床面にオイルが漏れていました、大丈夫!?

オイルは結構綺麗だった記憶が・・・・・

取り合えずその辺にある合成オイルを200mlほど投入しておきましょう!

圧縮もしっかりあり?・・・・キックしてもとっても軽いです。

123cc・・・こんなものでしょうか?、それにしても軽すぎます。

とりあえずバッテリーを繋いで見ましょう。

55番キーを廻します。

インジケータは・・・・ギアを適当に。

メーター内で何か点灯します、色抜けでわかりませんが左右のインジケータがニュートラルギア、Topギアに反応してが点灯します。

センターのインジケータは充電用でしょうから。

あら、ヘッドライトもしっかり点灯します、Hi  Loとも良好です。

ウインカーは?、左のみ点滅、右は反応なし。

ストップランプはSWが固着していて駄目なようです。

セルがあります!、思い切って・・・・

カチというリレーの動作音と共に廻ります、勿論エンジンは掛かりません、ガソリンも入れてませんから。

手動式のデコンプもしっかり機能しています。

ラッキー?!

プラグの火花も良好に飛ぶことですし、キャブのOHでもして見ましょう!

プラグ穴から覗くピストンがカーボンの付着が全く見られず、あまりに白いアルミ肌なのはかなり気がかりです!
デコンプレバーを引いてオイル廻しの空キックを気休めに?20数回!

ティクラー押してオーバーフロー。

デコンプはいらないでしょう!で戻して。

キック?セル・・・・やはりキックでいきましょう。

チョークレバーを引いてイザ・・・・・・何のことは無い!? 、お早いお目覚めです。

私と違い寝起きがとても素直です。

こんにちは、以後宜しくお願いいたします!

最近我が家にやって来るのは優等生?ばかりでつまりません!!ご近所を一回り。

こんなものかな、7HP!?

いやいや、7HPはとてもない気がする、精々3HP程度!?

相当圧縮が弱い気がする。

バルブから逃げている感じの弱さとは違うような感触です。

まあ良いか!、東昌エコーより素晴らしい?パワーだし。

後は電気系のOHで乗り出せます。
エンジン始動!?


エンジン 4ストロークOHV単気筒 電装 12V
排気量 123cc バッテリー 12V11AH(6V11AH×2)
ボア× ストローク 53mm×56mm 始動方式 キック/セル
圧縮比 7.8 点火方式 バッテリー
馬力 7.5ps/6700rpm ダイナモ 100W
最大トルク 0.82kgm/5000rpm ヘッドランプ 35W/35W
変速機 ロータリー フラッシャー 10W
1速 3.12
2速 2.10 点火プラグ B54E
3速 1.43 プラグギャップ 0.7mm
4速 1.0
1次減速比 3.0 ポイント接点間隔 0.4mm
2次減速比 3.06
総減速比(TOP) 9.20
潤滑方式 ギアポンプ ウエットサンプ
気化器 VM19(M.J #80)
点火時期 上死点前  5度 燃料タンク容量 10L
最大進角 自動進角 28度 オイル容量 1.5L
吸気弁 開 上死点前 36度
閉 下死点後 65度 前タイヤ 2.75-17 4P
排気弁 開 下死点後 75度 後タイヤ 2.75-17 4P
閉 上死点後 45度
吸気弁隙間 冷態時 0.02mm
排気弁隙間 冷態時 0.03mm
車体重量 124Kg
フレーム 単管ループグレードル 装備重量 134Kg
メグロ キャディットCA の仕様
メグロ レンジャーDAは170ccの兄弟車ですが ボア×ストロークは58×62mmと
キャディットの単なるボアの拡大だけでなくストロークも変更されております。