J380004 (DX)
series38
アラジンのシリーズ38 デラックス、1975年製です。

スタンダードとの違いは、覗き窓が2個あるくらいです。

色はスタンダードがグリーンなのに対してデラックスはクリームです。

下枠もメッキが掛かっています、機能の違いはありませんね。
アラジンのシリーズ38 デラックス、 型式J380004です。

チムニーガードは外してあります、この方がスッキリしますね。

スタンダードの38にはチムニーガード用の切り欠きが上枠にありました。

上枠を見ますと、このデラックスにはその切り欠きがありません。

整流板もステンレスで無く、プラスチックでしたね。

過渡期だったのでしょうかね。

芯を1段上にセットするついでに、簡単にOHして見ましょう。

外せる所は全て外します。

綺麗に使っておりましたが、結構汚れは溜まっていました。

タンク内にも綺麗に洗浄しました。

写真を撮り損ねましたので、芯をセットしてからの写真です。

もう一度外す気になりませんでしたので・・・・・・・
ウイックレギュレータの各パーツ、耐震検地器です。

6ヶの穴が見えるのが芯の繰り出し機構です。

1穴ずらして芯を1ピッチ上げます、最大にレギュレータを廻すと少しだけ芯が上がっています。

感震消化装置が働いた時に、芯を下げる為のスプリングです。
メッキカバーの取り付け。
ラチェット部の取り付け。

スプリングを差し込んだ位置から、1と1/4回転巻き上げたところへセットします。

これ以上ですと、耐震装置が働いた時に勢いがありすぎて壊れ易くなります。

芯は確実に下がりますが。
下枠と内炎板、外芯筒を取り付けます。

芯の繰り出しの連結ハンドルを取り付けます。

軸に溝が切ってありますので、Eリングはその位置に取り付けます。
ツマミにクラックが入っています。

38のウイークポイントの一つ、ツマミが弱く直ぐに割れてしまうことでしょうか。

ただ、芯の上下時に過度な力が加わった時にツマミが割れ、芯押さえの変形破損を防ぐ為ではないでしょうかね。

クラッチ用のハンドルを挿入後、スプリングを入れてネジを締めて完成です。
感震装置を取り付けます。

位置出しはラチェットに2/3くらい爪が掛かるくらいにセットします。

感震感知器のレバーを指で下げて、確認をします。

このとき、ラチェットを軽く抑えておけば大きなショックもありませんし、本体にダメージがありません。
整流板

ドウナツ状のタンクの底面に取り付けます。

タンクの内中央を上り内炎板、芯外筒に酸素を供給する空気の流れを整えています。

材質はプラスチックでした。

もう1台の38スタンダードはステンレスですからプラスチックの方がデラックスなのでしょうかね。
磨き上げた、内炎板と外芯筒です。

パッキンが切れてしまいましたね、予備に入れ替えましょう。