手に入れた時の写真です。 パット見はまあまあ?、これは主観ですから人それぞれの見た目です。 真鍮製のタンクに少し凹みも見られます。 欠品はありませんから良い事にしましょう。 |
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タンクには、メイドイン イングランドとの捺印があります。 他に 58 の捺印が、整流板には 59 の捺印です。 1960までは インバーリサーチ社 I.R.(アイ・アール)との認識です。 ウイックレギュレータの下は アラジン のブランド名です。 1960にアイ・アールをアラジンブランドにした(合併?)との認識しております。 タンク、整流板の捺印とアラジンブランドから1960との鑑定?です。 いかがでしょうか。 |
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アラジン ブルーフレーム ヒーターと浮き出しのあるウイックレギュレータです。 後期型はウイックレギュレータが8角形です。 |
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クリップには、ブリティッシュ メイドの刻印があります。 15の前期型のみにある刻印です。 |
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のぞき窓のマイカは悲惨な状態です。 この部分は現行品と共通ですから心配はありません。 |
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初期から現在まで、大げさな点火アクションが大好きです。 | |
芯外筒にタールがかなり付いています。 まあこんなものでしょう。 |
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汚い、の一言です。 芯が固着している様子です。 |
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15の泣き所の芯の上下機構です。 直接芯にあるボタンホックにプレートを引っ掛けて上下させます。 写真はホックから外しています。 |
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外した15タイプの芯です。 まだ柔軟性もありますし、長さも十分です。 これは再利用しようと思います。 |
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どのタイプでもメンテナンスを怠ると、この芯外筒はタールで直ぐにこのようになってしまいます。 これでは、あの青い炎は望めません。 |
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芯の網目の後がクッキリとあります。 灯油は入っていませんでしたのでタンク内の状態は良い方ですね。 |
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ギャラリー上面。 いい状態です、何処が・・・と突っ込まないように。 汚れているだけですから。 |
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ギャラリー下面 しっかり仕事をしていたんですね。 内側の造りは現行機種と変わりません。 |
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ボイリングリングでしたか上板?、名前が・・・です。 これもホーロー仕上げです。 上面板を外してここにヤカンでも掛けていたんでしょうね。 以後この上板にホーローが掛かったものはありません。 |
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外筒の裏側もご覧のようにホウローにかなりの剥がれがあります。 |
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上枠、下枠アッシーです。 |
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整流板はこんな状態です。 状態を見るために洗浄した後です。 激しいサビですね、板金に同色で塗装してありますね。 |
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タンクの凹みをチョッと直してみましょう! | |
こんな凹みがタンクにあります。 いつものバイクのガソリンタンクを修正する要領で修復にトライしてみます。 タンクは一重の真鍮製です。 |
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デントプーラーと呼ばれている工具です。 ホットメルトで接着して引っ張り出します。 |
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こんな状態で使用します。 真ん中のノブを廻します。 |
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修復完了です。 凹みは修正できましたが、流石にタンクの塗装が剥がれましたね。 しっかり密着した塗膜でしたら大丈夫なのですが、経年変化で脆くなっていたようです。 タンクの真鍮の部分が見えています。 ちなみに、シリーズ16になりますと、タンクの上半分は鉄製になっています。 別段、気になる凹みではありませんでしたが、やって見たかったんです。 |
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気を良くしてレストア・・・・・・ | |
こんな状態で各パーツを洗浄液に放り込みます。 メッキが掛かっていましたので、アルカリ系で洗浄しました.。 アッと言う間に透明な洗浄液が真っ黒になっていきます。 |
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ギャラリーの洗浄後です。 やはり汚れていただけで状態は良いものです。 ニッケルメッキが掛かっているようです。 |
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ギャラリーの内側です。 穴の後ろのカーボンも落ちています。 1mmほどの穴も綺麗に通っています。 バイクパーツの時には超音波洗浄をよく使いますが、ストーブですから大丈夫です。 |
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アット云う間にピカピカです!?。 そんな訳はありません?。 下枠のフレーム跡があります。 どうも下枠とタンクを組み上げてから塗装されたようです。 捺印があったところから、再塗装とも思われません。 オリジナルからこうなんでしょうね、手抜きですよ。 |
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内炎板と芯外筒をセットしてみます。 洗浄前の写真と比べれば一目瞭然ですね。 汚れは綺麗になりましたがaladdinのステッカも剥がれてしまいました。 |
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綺麗になっていますので気持ちがいいですね。 内炎板は現行機種と同じですが、芯外筒はニッケルメッキが掛かっています。 あの青い炎が期待できます。 |